集英社のファッション誌「UOMO 2024年12月号」、「林遣都とミニマル眼鏡と冬の本」のコーナーにて、「知的に満たされる冬の休日」をテーマに小説を選書、紹介させて頂きました。
「UOMO」とはイタリア語でまさに「男性」、「男性向けの」を意味する言葉とのことで、30代、40代の男性をイメージしながらお選びしましたが、どの世代の方に手に取ってもらっても愉しんでもらえる本をお選びしました。ふだんは本だけで紹介されることがほとんどですが、今回は実力派の若手俳優、林遣都さんが選書した本を手にしながらの紹介で、さすがに雰囲気あります。林遣都さんのような男性が読まれていると思って手にすると、また一味違った読書体験になるように思います。
選書は9月中に終わっていたのですが、偶然選ばせていただいていた『すべての、白いものたちの』のハン・ガンさんが、2024年のノーベル文学賞を受賞されました。冬の気配が色濃く、詩的なものを、と思ってお選びしましたが、ハン・ガン作品の入口としてもよいかと思います。文庫も手に取りやすいですが、誌面で手にしてもらっている単行本は、ページによって5種類の異なる白い紙が使われていたり、装幀も美しい一冊でおすすめです。
お近くの本屋さんに足を運んで手にしていただきたいですが、ウェブ版でも見ていただけるようです。ぜひこれから年末年始に向けて、本選びの参考に、ご覧いただけたらうれしいです。
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